＜行政書士の仕事内容＞

行政書士という職業をよく耳にすると思いますが、 その仕事内容について詳しく知っているという方は少ないでしょう。 普通に生活していると行政書士と関わることはあまりありませんからね。 そこで、行政書士の仕事内容を紹介したいと思います。

行政書士の仕事内容は大きく、権利義務に関する書類の作成や相談、 事実証明に関する書類の作成とその相談、 中小企業の支援に関する書類の作成の３つに分けることができます。 まずは権利義務に関する書類の作成や相談から見ていきましょう。 これは、その人の権利の発生やそれを存続させたり変更、 または消滅に関する場合の意思表示を示す内容の書類を作成します。 遺産や遺言に関すること、贈与や売買、使用貸借などの各種契約書、 請負や委任に関する書類などなどです。 また、内容証明や告訴状、告発状なども行政書士が書くんですよ。

事実証明に関する書類は、主に社会生活での交渉に関する事項や内容を証明する書類を作ります。 実地調査に基づく図面類、公図、地積測量図の写しなどを作成し、その他建物、土地の調査、 簡易な実測、登記簿の閲覧行為なども行います。 土地の手続では、隣地所有者の同意をとりつける必要がある手続がまだまだ多く残っていますが、 これも事実証明に関することのひとつです。 権利関係とは、使う知識も法律もまったく違ったものになります。

中小企業の支援に関する書類は、中小企業の経営の承継や知的資産に関すること、 企業再生に関すること、経済産業省や中小企業庁にかかわる業務の書類作成などを行います。 著作権の文化庁への登録申請なども行なってくれます。 それだけでなく、会計記帳業務等を通じ、中小、 個人企業等の経営効率改善のお手伝いまでしてくれますよ。

行政書士の仕事内容を紹介しましたが、 個人を相手にする業務と法人を相手にする業務があるということが分かったかと思います。 行政書士に興味が出てきたという方は、資格取得を目指してみてはいかがでしょうか？ 資格取得は険しい道になるかと思いますが、非常にやりがいのあるお仕事だと思います。